小説らしきもの10 [小説らしきもの]
冬に比べると、朝日が昇る時間が早くなったとはいえ
春の朝5時はまだ少し暗い。
あと、ほんの数十分も経てば、みるみる明るくなっていくにしても
何だか夜中のうちに起き出して、外に出てきているようだ。
暗くなってからの一人歩きはいけない事だろうが、暗いうちからの一人歩きはどうなんだろう。
これから、どんどん暗くなっていくからと言ったって、夜の暗さだって、際限なく暗くなっていく訳にもいくまい。
ある程度の暗さで手仕舞いしておかないといけない筈だ。
いや、良い悪いで言ったら、別段どんどん暗くなっていったって構いやしないのだが、
どうしたって、今の世の中、真っ暗になる事も難しいだろう。
暗いうちから起き出して、暗い夜道を・・・
あ、この場合は朝道か
朝道なんて言葉があるか知らないが・・・
何だかちょっと悪いことをしているようにも感じる。
暗い道を一人でひっそりというのは、何となく背徳感が付きまとうのだ。
*********************************
一応、小説らしきものの続きのようだけど 文体が明らかに変化してしまっている。 9までは吉本ばななの影響で書き進められていたと思うのだが、 ここからは夏目漱石、もしくは赤瀬川源平のような粘っこさが出てきている。
*********************************
小説家志望ランキング
小説家ランキング
2019-06-20 08:43
nice!(1)
コメント(0)
コメント 0