小説らしきもの12 [小説らしきもの]
まだ暗い朝の道は、それでも夜も道のような恐ろしさはない。
たとえひとりぼっちの寂しさがあったとして、暗闇に何かが潜んでいるかのようない「いかがわしさ」はない。
暴漢にしろ、変質者にしろ、はたまた物の怪の類にしろ
これから明るくなろうと光を待機させている暗闇では、一人歩きをしている少女を十分に驚かせるには至らない。そんな雰囲気を纏っているような気がするのだ。
実際に朝方に事件が少ないかどうかは分からないが、私が今のところ出くわすのは、早朝ランニングの若者やら、朝の散歩のおじいちゃんやら、自分と同じように朝の仕事に向かう人らや、そんなものだ。
だから、あの日のことは本当にびっくりした。
全く朝という時間に似つかわしくない。
かと言って夜だとしっくりくる訳でもないが
どちらにしても日常という世界から、完全に途絶されてしまった出来事だと言えよう。
そして、あの日以来、平凡だった私の日常まで変わってしまった。
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過去に書いた部分はここで終わっている。 果たして、この先に何があるのか。 アイデアがあったのか、なかったのか 物語の本筋としては、ここから始まるのだろうが 過去の自分はこの先を続ける力がなかったようだ。
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2019-06-22 10:20
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